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ニューヨークの巴里夫のnanaのネタバレレビュー・内容・結末

ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

結構好きかも。途中、これは小説の中の妄想の話?現実の話?って一瞬ごっちゃになったけど、所々に心に残る、刺さるセリフが散りばめられていて素敵だった。
特に両親が二十歳の時に掘ったニューヨークの床の名前の印を見つけた時のあのセリフが心に残っている。人生の前半が刺繍の表側、後半は裏側っていう例えも腑に落ちた。
ドイツの哲学者の言葉も中々印象深かった。


元奥さん。どうしても好きになれない、なんであんなに自分勝手?夫にも悪いところがあったのかもしれないけど、自分にはまるで否が全く無いかのような振る舞いに少し嫌気がした。彼女の自分勝手な振る舞いで夫も、子供たちもこんなにも振り回されているというのに。
夫婦で話している時もフランス語じゃなくて英語。新しい彼に染まっているアピールをしているようにも見えて嫌だった。彼女にとっては母語なんだろうけど笑

色んな言語が出てきて、言語を学んでいる身としては面白かった。

最後の方でベンチに3人の女性陣が座って主人公に話しかけるシーンが強い女性にボロボロに言われるっていう構図で可哀想すぎた。笑

人生は複雑だけとそれが普通なのかもしれない。
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