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ザ・ウォークのはとのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

手に汗握るハラハラ体験!予告からも感じられる、高所に登った時の背筋がぞくりとする感覚は本編でも随所に渡って現れる。巨大なスクリーンで観ることをおすすめ。3Dで観ることを分かった上で撮られているショットに大満足。
作りは至って真面目。生を実感するために駆り立てられた男の話であり、天才の周りには支えてくれる人が大事だと思わせてくれた。
主演のジョゼフ・ゴードン=レヴィットがとにかく素晴らしい。瞳と髪の色を変え、フランス訛りの英語やフランス語を話す役どころも自分のものにしている。身体能力も相変わらずで、綱渡りのバランス感覚もすごい。ほぼ自分で演じているのが流石。チャーミングな動きも多くて、ジョゼフファンには絶対におすすめしたい。
ただ、音楽がものすごく決まっている部分と、合わないのではと思う部分があった。

特にラストにかかる名曲は何故あの選曲なのかまったく分からなかった。
プティの語りで物語は進んでいくのだけれど、その場所はまさにアメリカとフランスの二点を結ぶ綱なのかな、と観終わった後に思った。
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