フランスで大道芸人をしていた主人公フィリップが、NYで世界一のツインタワー（ワールドトレードセンター）が建設中だという新聞記事を見て「このビルの間で綱渡りしたい」と思い立ち、それを実行するまでのお話。とてもシンプルで分かりやすく、ケイパームービ要素もある作品でした。面白かった！
実際には思いついてからそれなりに時間が経ってたらしいけど、作中ではテンポよく仲間が集まり、準備が進んでいく。必要なものを集め、教えを請い、忍び込むための調査をしてプランを練る…。
ここまででも結構楽しいけど、さあ当日やるぞとなってからまた様々なトラブルが…。高所恐怖症のキャラがいるんだけど、彼に頑張ったねと言ってあげたいくらい、見てるこちら側もヒヤヒヤするばかり。私だったらあの屋上のフチの方に立つのすら無理😱
肝心の綱渡りシーンは「早く終わってくれ」と思ってしまった😅
これをやった事に何の意味があるのか。当人にとっては自己実現のチャレンジだけど、作中でも言っていたとおりワールドトレードセンターは当初はニューヨーカーにはあまり好意的に受け入れられてなかったそう。
この事件で注目されNYのシンボルとして親しまれてきたこのビルが、今はもう無いと思うと切なくもなった。
