えむ

レヴェナント:蘇えりし者のえむのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.0
予告編を見て思っていたよりも、想像以上に目をそらしたくなるシーンが多かった。特にグリズリーとの死闘には息を飲んだ。グラスの台詞が少ない分、息づかい、風や大地の揺らぐ音、臨場感があって引き込まれていった。何度も何度も死にかけてるのにあの寒さの中なぜ生きていられたのか疑問だが、それを考えてもどうしようもないので、グラスの生命力がすごかったのかなあとしか言いようがない。妻が何度も現れるのは生命の活力の象徴なのか。最後のシーンはもうこっちに来たら、と誘っているような雰囲気もあったけど、グラスの表情にはどんな意味がこめられていたのだろう。あの綺麗な瞳に涙の膜がはっているのがすごく美しかった。
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