僕がレオナルド・ディカプリオという俳優を知ったのは”レオ様ブーム”が起きた
1997年公開「タイタニック」だった。
ちょうど反抗期だった少年時代の僕は
「なぁーにが、レオ様だ!
あんな洒落せーやつ、オラでぇっきれーだ!」
と、アイドルの様に騒がれたディカプリオが好きになれず意識的に出演してる作品を避けていた。
それから十数年ぶりに暇つぶし程度に期待しないで観た映画が
「ウルフオブウォールストリート」
な、なんだこれ!?ディカプリオってこんなブッとんだ演技するのか…と、
ディカプリオの演技に衝撃を受けたのが始まりでした。
その後観たのが同じ
スコセッシ監督×ディカプリオ主演の
「シャッターアイランド」
ディカプリオってこんな闇を抱える難しい役もこなす演技派だったのかと更に驚いた。
そして
「インセプション」
これが観終わった時には好きな俳優No.1になっていましたw
そんなディカプリオが今作で主演男優賞を受賞したニュースを見て喜んだのは僕だけじゃなかったはず。
タイミングが合わずやっと観る事が出来たが、
今作のディカプリオの演技は本当に圧倒された!!
息子を殺され、死の淵から這い上がり復讐に燃え生き延びる姿には力強い”生”を感じました!
正にディカプリオの集大成ともいえる演技にはオスカー受賞も納得するのはもちろん。
演技だけで見たら僕が観た全ての映画で1番素晴らしかったです!
ディカプリオの演技だけじゃなく
アメリカ北西部の大自然の中サバイバルする映像はもはや映画ではなくドキュメンタリーの様にも思える程リアルだった。
ここまでべた褒めしてなんで☆3かと言うと
あのデカさの熊に襲われて生きてるのが不思議だし
大した治療もせずに自然に回復していく主人公には違和感しかなく、物語に入り込めませんでした(T_T)
映像や演技はリアルを極めていたのに
何故、ここだけ非現実的なのか…
「バードマン」の時も思ったけど
やっぱりイニャリトゥは僕に合わないのかもしれない。