ブルーススターキラー

レヴェナント:蘇えりし者のブルーススターキラーのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.1
[レヴェナント]は、実話であるものの、映画オリジナルの物語で成功した作品だ。[レヴェナント]で監督を務めたのは、2015年のアカデミー賞で監督賞を受賞し、作品賞へと導いた、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(今作でも2年連続オスカー受賞)。出演は、今作で初めてのオスカー受賞を果たしたレオナルド・ディカプリオが主人公ヒュー・ダラスを演じている。今作は、エマニュエル・ルベツキの幻想的な撮影技術と坂本龍一の神秘的な音楽により、映画に釘付けになってしまう映画である。今作の主人公は実話では、結婚していないが、映画では、ネイティブ・アメリカンの妻と息子がいるという設定のため、より親しみやすい作品になっている。そして、今作はとても美しい映像であるところが特徴である。その中で1800年代の過酷な自然が描かれている。その点については、今の自然環境に繋がるものがあると考える。そして、今作は、一種のサバイバル映画としても楽しめる作品といえる。