きょん

ヒットラーのきょんのレビュー・感想・評価

ヒットラー(2003年製作の映画)
4.5
シンドラーのリストを観たら次はアドルフヒトラーについて観たくなりますよね。
TV映画とは知らずに借りました。
90分×2本前編後編で構成。こちらは前編です。
ヒトラーが生まれてどうやって育ってきたか、やはり昔から「怒り」がひとつキーワードのよう。
他人を制圧するのもこの「怒り」で脅迫し、そして戦後カオスな政治情勢で国民が不安がり、リーダーを求めてるときにめちゃくちゃ受けてしまったわかりやすい煽動。

飢えや貧困、人間として満たされず、戦禍で哀しみが渦巻く中で起きてしまった事実。
ヒトラーの精神に疑いを持つ人がこれだけいながら止められなかったことを思うと、考えなくなることの恐ろしさを感じました。
あっという間です。
女性に対して「敬服」してお互いぶるぶる震えるシーンが恐怖すぎる。
自殺した子が真っ当なのが悲しい。
きょん

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