中学生たちのキラキラした顔をみて、本当に癒されました。
ゆりも、同じ気持ちだったのかな。
人々を救いたくてピアニストを志した15歳のゆりは、30歳になって自分のピアノは人を不幸にすると言って、大好きなピアノから遠ざかっていた…
そんなゆりだけじゃなく、合唱部の中にも、悲しく辛い気持ちを押さえ込んで、笑顔を絶やさない子たちがいた。
自分の中にも、今、夢があって。
ゆりと同じように、人を救いたい、少しでも力になりたい、そんな気持ちで目指していて。
でも、それは、決して簡単に手の届くところにはない。
届かないのであれば、
届くまで手を目一杯伸ばすだけ。
だけど、一番苦しいのは、
手に届くところにあるのに、
手にしたはずなのに、
それで人を救えないこと。
一番大切なのは、才能でも、力量でもなく、気持ち。
これは、きれいごとじゃなく、真実だと思わせてくれた映画でした。
ずっと心に染み渡っていたものが、最後のアンジェラアキさんの声が聞こえた時、溢れてきました。