ゆきみん

デビルズ・ノットのゆきみんのレビュー・感想・評価

デビルズ・ノット(2013年製作の映画)
3.2
Devil's Knot

ゴーストワールドにも使われてた曲が流れた!
観る前にデビルつながりでなぜか私の頭の中で流れてたから変に興奮した!!♡
シンクロ♡笑
それと容疑者のダミアン
ブーツはいて黒服で長髪のメタル聴いてるって元彼かよ(;ↀ⌓ↀ)
それはさておき………✋

実話を基にした映画
3人の男の子が殺され無惨な姿で発見される
その容疑者が少年3人であり なぜだか最初から有罪がほぼ確定している裁判の模様と死刑制度に反対している調査員のロンが映画の軸になり そこに被害者の母のひとりパムの心情が織り込まれている
(容疑者の少年ダミアン ジェイソン ジェシー 被害者の母パム その夫テリー 無償で調査を引き受けるロン 別の被害者の父バイヤーズ 本当に事件と関係しているのか怪しい少年アーロンとその母 前半と後半に出てくる少年クリス)

容疑者の少年のひとりダミアンが 周囲から悪魔崇拝者と言われ その誰もが彼らがやったんだ!と決め付けているような感じで そこまで責められている撮り方ではないのだけど 明らかに彼らの方に悪を感じさせる

きっと実際にもこんな感じで 彼らがやったという物的証拠がないのに 状況証拠だけで最初から間違いない犯人として仕立てられていたんだろうなっていうのが想像できるけど もっと切羽詰まっていても良かったんじゃないかなと
実話ベースにしてはドラマチックで迫ってくる感じがなかった
でもそれがまた こわい

子どもたちがどんな風に殺されたか 少年らが本当はどんな思いを持っているのか そういうことは全く語られていない映画 とにかく謎の多い事件であり裁判だったのだなと思わせる 田舎ってこわい

「実話を基にした映画」紹介ってな感じで何かのテレビ番組で観てこの作品を知ったけれど 被害者の子どもの父ジョンバイヤーズがどう考えてもイカれてて 映画ではそこまで描かれてなかったので少し残念 雰囲気はあった

とにもかくにも 映画になる実際の事件というのは 当たり前だが観た後すっきりしない
忘れないでと言われなくとも 忘れることなんてできないよ この事件ももちろん 忘れられないそのひとつとなった
ゆきみん

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