とても人間臭い映画だった。
みんな他人には陽の部分を見せているけど、実は誰もが陰の部分を抱えている。なりたい自分はあるけど、なれない自分がいる。
夢破れた主人公、時効を待つ犯罪者カップル、夢のために自己を犠牲にする韓国人カップル 、それぞれがいい味をだしていた。
一人に注目して描くと重くなりすぎたり、中だるみするが、オムニバスだったので、それぞれのストーリーをちょうどいい塩梅で見られた。
実際にこういう人は世の中に沢山いるはず。傷口を舐め合う訳じゃないけど、みんな何かを抱えながら必死に生きてるんだなと思えた。
全体的に良かったが、前田さんの歌がちょっと気になったのと、音楽がこれでいいのか？と思った。
