このレビューはネタバレを含みます
父の癌をきっかけに物語が展開していくが、キャッチコピーに自分探しの物語〜的な感じに書いてあるのが個人的には不服。
授業料が払えなくなってホームスクールになったり、あれだけ仲悪かった隣人とノアが結局パートナーになったり、エイダンが最終的に役者ではなく舞台講師になる、みたいな描き方は多分、人生は自分が描いた道筋のようにはいかないけど、その横道にもまた大事なものや学びがあったり、むしろそれが自分にとって一番大事なものになるかもしれない、みたいな可能性を表現しているのかなと思った。
探して見つかる自分なんてハリボテで、死ぬまでずっと自分なんて分からない。
分からないから面白いし、ちょっと怖いし、楽しい。たくさん横道を歩いて死にたいね。
とにかく母が偉大。swear jarを持って父と子が旅に飛び出していくのを、「しょうがないわねぇ」的に微笑みながら見守る姿がいちばんグッときた。
あと、Big Bang Theory の役者が出てたのがめっちゃいい!あの人だいすき。