ErikaToh藤えりか

沈黙ーサイレンスーのErikaToh藤えりかのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
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スコセッシ監督、来日記者会見で紹介したイエズス会のアジア系神父の方の言葉が印象的でした。「隠れキリシタンになされた拷問はそれは壮絶なものだったが、西洋の宣教師も一種の暴力を持ち込んだと言えるのではないか。『キリスト教こそが普遍的な真実である』として他国の文化を否定し布教すること自体、侵害であり暴力の一種ではないか」。そのうえでスコセッシ監督は「映画でも、ロドリゴのそうした傲慢さは崩されていく。彼は自分をいったん空っぽにし、自らを変えていった。そうしてロドリゴは真のキリシタンになった。日本の信者の方々は恐らく、そんな価値観にひかれるのではないか」。詳しくはこちら↓をご覧ください。
http://globe.asahi.com/cinema/2017011900003.html?uid=1&sid=0000000