カンダシンク

沈黙ーサイレンスーのカンダシンクのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
3.9
感情移入してロドリゴの視点に入り込めば入り込むほど、イノウエやフェレイラの言葉が胸に突きささって、ハッと日本人である本来の自分に気付かされるという様な場面がいくつもあった。

追い詰められたガーフィールドの表情、
イッセー尾形の怪演の静かなる迫力、
塚本晋也の迫真。窪塚洋介の卑小さ純真さが入り混じった表情。
凄惨なのに美しい風景。
遠藤周作の原作の見事さの再確認。

見所も多く、余韻もある映画。