この映画を見るにあたって、原作を読んだり特集番組を見たりしてほぼ初めて、
”250年もの間キリスト教弾圧が続き、20〜30万人の殉教者が血を流した”事をあらためて知り言葉になりませんでした。
長崎に住むキリスト教信者は、たった50年前まで、お祈りも無言で行い隠れキリシタンとして暮らしていたそうです。
スコセッシ監督は「宗教は生涯を通じて、映画と同じぐらい大切なものです」と語っていました。マフィアやギャングが支配する、イタリア移民社会で育ち、神父になりたくて15才の頃神学校に入学しましたが、天職ではなかったと退学したようです。
映画監督が天職となったスコセッシ監督が28年の歳月をかけて映画化しなかったら日本に於けるキリスト弾圧について、ほぼ無知のまま生きていたでしょう…スコセッシ監督に日本人として、感謝感謝です。。
ひとつだけ残念だったのはロケ地が日本じゃなくて台湾だったこと。エンドロールのスタッフ名を見てとても寂しかった…。
