ohshima

サボタージュのohshimaのレビュー・感想・評価

サボタージュ(2014年製作の映画)
5.0
スーサイドスクワッド鑑賞以降、2ヶ月近く云々考え込んだ後、デビッド・エアー監督作品立て続けに三作見て完全に虜になってしまいました。で、一番最後に見たのがこれ。
近年の醜聞含め、この作品のシュワルツネッガーの起用はもうタイプキャストのお手本じゃないですか。ツナ缶をぱくつき、渋い顔でジムに通い、安いスーツで慣れない事務作業をポチポチする序盤のシュワちゃんだけでもう喝采を送りたい気分でした。これこそ俺たちの見たかったシュワちゃんです。最高です。ありがとうございます。
中盤以降は別にミステリーって感じでもなく、ラストにどんでん返しもありませんが、序盤からシュワちゃんの狂気を丹念拾い取ってくれてるのでそこはなんの不満もありません。ただその分監督お得意のホモソーシャルなアウトロー集団の愛憎入り混じった絆、みたいなものはちょっと物足りない気がしました。が、これも前述の通りシュワちゃん中心の物語のため。不満ありません。動機がわからないって言ってる人はリテラシーが低すぎるので帰ってソウだのファイナルデッドコースターだの中身ゼロのティーン向け映画でも見ててください。
ohshima

ohshima