まず、兎にも角にも
タイトルが素晴らしい
鑑賞後しみじみと
この映画のタイトルが
このタイトルでなければいけない必然性を感じることができる
自己と他者と世界
この3つの隣接点は
多くの人間にとってきっと永遠の疑問であろう
私たちは
世界であって、世界ではない
世界を支配できているようで
世界を変えることはできない
それは、
誰にとっても同じことで
この世界の誰もが "世界" ではない
"世界" にはなれないのだ
それでもなお、存在するのが世界
いや、そもそも存在などしているんだろうか
手を広げれば
そこが、世界で
誰も世界にはなれないけれど
誰しもが世界である