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あたしは世界なんかじゃないからのxyzのレビュー・感想・評価

3.7

まず、兎にも角にも
タイトルが素晴らしい
鑑賞後しみじみと
この映画のタイトルが
このタイトルでなければいけない必然性を感じることができる

自己と他者と世界

この3つの隣接点は
多くの人間にとってきっと永遠の疑問であろう

私たちは
世界であって、世界ではない
世界を支配できているようで
世界を変えることはできない

それは、
誰にとっても同じことで

この世界の誰もが "世界" ではない
"世界" にはなれないのだ

それでもなお、存在するのが世界
いや、そもそも存在などしているんだろうか

手を広げれば
そこが、世界で

誰も世界にはなれないけれど
誰しもが世界である
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