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パパが遺した物語のカズのレビュー・感想・評価

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.8
母親を失った父と娘。それぞれが抱える孤独と苦しみ。父は決して娘を義理兄に預けず男手一つで育てようと奮闘する。苦しみや悩みが物語を書き上げる力となり、有名になる。事故で傷ついた身体をと戦いながらも、娘に愛情を注ぐ。娘は母親を失った悲しみ、父を失った悲しみから、男に抱かれることでそれを忘れそうとする。また孤独な女児をケアすることで自分と同じようにはなって欲しくない思いから、寄り添い助ける。自らは本当の愛に怖がりながらも、最後は本心を放ち、受け止めてくれる男性に出会う。愛の育ち方、愛の大切さを考える、決して思うようにはいかない人生の中で大切な人に対して自分が何ができるのかまた考えさせられる。エンディングテーマジンときた。
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