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ヴィヴィアン・マイヤーを探してのslopのレビュー・感想・評価

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アートドキュメンタリーなのでスコアはつけませんが、ヴィヴィアンマイヤーのネガを見つけ、それを世界中に届けただけでなく、彼女をもっと深く探し続け、あらゆる努力で今まで光を見なかった作品や彼女をとても丁寧にすくい上げてくれたジョンマルーフにとても感謝したいし、その中でこの映画が上映されたことは世界的に大きな成功だと思う。
とにかくとにかくこの映画を作ってくれた人に感謝したい
写真好きな人以外でもヴィヴィアンマイヤーという超超超エキセントリックな人物像が語られていて楽しめる。"アーティスト故の孤独"みたいなありきたりな生半可なもんじゃない彼女の包括的孤独に、言葉は悪いが、とても惹きつけられた。すべてが事実ということに本当に驚き。あと彼女の"優しさ"の表現の仕方が多彩。時には子供を本棚に体をぶっつけるし、写真の中では悲しい現実もなぜか心温まるような優しさに包まれていたりする。色々あるがそれらは彼女なりの優しさの表現なのだなぁと。
あと個人的に彼女の作品とても好き!アーバスの双子の写真の構図のオマージュはキューブリックとも共通してた
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