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野火のmのレビュー・感想・評価

野火(2014年製作の映画)
3.7
「今日は気持ちのいい日で 良かったです」
\バーーン/


「野火」というタイトルに惹かれて鑑賞に至りました!!!!
しかしながら、( ※ 以降とんでもないネタバレになります! ) ドラえもんはおろか、タイトルになっているはずののび太さえも全く出てこず、イメージと少しばかり違う作品でした!!!!

夜、原野を匍匐前進しながら向かいの林に渡っている際に、いきなり目映いライトに照らされた場面!
遂にタイムパトロールが助けに来てくれたんだ!!!!!と思い安堵したところ、その直後におどろおどろしいBGMとともに銃弾の嵐が鳴り響きました!!!!ダダダダダダダダダッッ!!飛び出ちゃった脳みそを構わず踏んづけて歩いて行くシーンなどは悲しかったです!


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地獄とはどんなところ?と問われた際に真っ先にイメージするのはこの映画の中の世界だろう。
たった70年ほど前に生きていた、私たちの高祖父、曾祖父にあたる世代の人々がこの様な経験をしていたのだと思うと、現代を生きている私たちはなんて幸せ者なのだろうと改めて実感した。
腕が吹っ飛び、顔面が剝がれ落ち、脚が引き千切れ、内臓が溢れ出し、脳が飛び散り…どんな言葉も無力なほどの地獄絵図をこの作品は見せてくれる。
兵隊の絆もない。家族愛もない。
あるのは破壊と殺戮と飢餓と狂気。
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