見たくなかったけど、見なくちゃいけないものだった。間接的だけど、少しでもその痛みと残酷さをむねに刻まなければいけなかった。
人はこうもなってしまうのか。私だっていつでも殺してしまうかもしれないし、"サル"を食べるのかもしれない。そう思わさせられたし、そうさせてしまうむごさをひしひしと感じた。
塚本監督の「平和というものは、ただダラダラ続いているわけではなく、緊張感のもとに存在するという自覚、そしてそれを知るための痛みは見せた方がいいと思います。」という言葉にハッとさせられた。と同時に、『プライベート・ライアン』のジョンミラーの言葉を思い出した。平和は勝手に続いていくのではなく、ちゃんと守っていかないといけないのだと。そして、実際の戦争を経験した方が減ってる今、こうした物語が必要だと