●あらすじ
第二次世界大戦末期フィリピン•レイテ島。田村一等兵は結核を患い部隊を追放され、野戦病院行きを余儀なくされる
●感想
ドラマのような〝映画用ではないカメラ〟を使ってあり、戦争映画にしては色彩がクリアな映像のために昔感が感じられなかった
そして、環境音が大きく、監督含めキャストがボソボソと台詞を言うので、聞き取るのが非常に難しい
栄養失調でボソボソ話すのは分かる、だけど流石に聞こえないのは残念 字幕が欲しいレベルだった
と、ここまで悪い点を連ねたけど、調べたら完全自主制作らしくそれならばしょうがないなと思った
さらに、
「鉄男」の監督なのには驚いた
確かに、主人公が焦ってる時はカメラがブレまくったり心理描写の映し方が非常に似ている
監督本人が演じる田村が1番いい演技
心理状況を顔をドアップにおさめられ表情で語るという感じで良い
映画の内容については、
唐突な機関銃、飢餓からの食人への誘惑、信用に欠ける仲間たち、など戦争の完全なる裏の怖さを描いており良くできていた
とにかく血生臭さが生々しく伝わってくる
ラストの争いは狂ってて目が離せなかった