ルネ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのルネのレビュー・感想・評価

3.0
2017年2月18日公開。 監督はジャン=マルク・ヴァレ。

妻や他人に関心のなかった男が、突然の妻の死で色々考えるお話。

メタファー満載の作品らしいのだが、鑑賞後に解説サイトで初めて知った事ばかりで、観てる間は全然理解出来なかった。

何かの象徴なんだろうとは思いながら、ただただ色んな物を分解したりぶち壊したりする様は、観ていて気分のいいものではなかった。これはぼくが物を大切にするタイプだからかもしれない。

知り合った女性の息子と交流するのだが、この息子役のジューダ・ルイスがカッコいいというか美しかった。黒のスキニーにシャツを着てたりしたファッションもすごくいい。

この15歳の少年がロック好きで、渋いブルース・ロックみたいのを聴きながら踊ってたりするところはテンションが上がった。部屋にはデヴィッド・ボウイの「ダイアモンド・ドッグス」ポスターが貼ってあった。

他にもオッサンがジョイ・ディヴィジョンのTシャツ着てたり、スフィアン・スティーヴンスの曲が使われてたりもした。

男の喪失と再生の物語なのだが、そんなこんなであまり楽しめなかった。
ルネ

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