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  • 雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの感想・評価

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

Demolition

上映日:2017年02月18日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:101分
    監督
    ジャン=マルク・ヴァレ
    脚本
    ブライン・シップ
    キャスト
    ジェイク・ギレンホール
    ナオミ・ワッツ
    クリス・クーパー
    ヘザー・リンド
    ポリー・ドレイパー
    ワス・スティーヴンス
    ブレンダン・ドーリング
    トム・ケンプ
    C・J・ウィルソン
    あらすじ
    妻が死んで気がついた。彼女のことは、よく知らない。僕はあまりにも君に無関心だった―。 自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを抱え、身の回りのあらゆるもの―妻のドレッサー、パソコン、冷蔵庫、そして自らの自宅までを壊し始めたディヴィス。 すべてをぶち壊してゼロにする―。 “破壊”を経て辿り着いた、人生で本当に大切なものとは―?喪失と哀しみ、そして再生への旅路を描いた物語。

    「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」に投稿された感想・評価

    いつのまにか複雑になりすぎていた妻への気持ち。自分を理解するために分解して分解して壊して壊して、全部取っ払う。
    壊す過程で新しくわかること、新しく出会う人たち。
    最後はすごく表情が柔らかくなっていてよかったなぁ。
    ジェイク・ギレンホールの役柄に引き込まれる作品だった。
    悲しいシーンも所々にあるが、ステキなシーンも沢山あり、考えさせられた。
    ユジク阿佐ヶ谷で上映していたので思わず観てしまいました。

    みなさん書いてますが、タイトルと内容の違いにびっくり…
    大切な人を失った主人公の苦悩というか、その後の生活を繊細に描いた映画。

    仕事に追われ、妻を愛していたかもわからないという感覚に陥りつつ、喪失感に悩まされるジェイク・ギレンホールの演技は素敵でした。
    自分も主人公と同じ業界で働いていて仕事に忙殺されていたので、この生活まずい!とリンクしてしまった笑

    壊れたものを治すには全てを分解して悪いところを探す…

    この言葉が深いですね。
    心の修理も同様なんでしょうね。

    ジェイク・ギレンホールって器用な俳優さんだなと改めて思いました。
    あと、男の子がかわいい。
    ジュダ・ルイス
    良い!

    あのフォードセダンはだれなの?
    なんで雨の日が会えないのかも分からないけど(多分それはどうでもいい

    分解から解体になってくのもよい。
    狂ったとこは笑える。

    もう一度見るとしっくりきそう。
    愛は今そこにあるのに私たちは易々と疎かにしてしまう。もし突然失ってしまったらどうしようもない喪失と絶望に支配されてどうしていいかわからないだろう。

    やる気も生きる気力もなく、食べることも笑うことも許さない自分の世界に完全包囲される。ただ泣くことだけが美化されて、何が真実かとも全く疑わなくなる。悔恨の念に没入していく。。。これが喪失の受容へのプロセス。



    この映画は去年の私的邦画1位の「永い言い訳」と比較されがちだが、主題は同じだか全く別物。かなり大胆でcoolでcrazy。邦題がロマンチックだったから、どう展開するだろうと期待して観ると…まあ、見事に裏切ってきた。台詞も少なくて、映像と音楽がやたらと格好いい。いやはや、原題のままだったらジャケ写は全く合わないし恋愛体質の女子たちの足は向かないだろうな。私もスルーしてたかも。


    ジェイク・ギレンホールは「ブロークバッグマウンテン」の愛を貫くゲイ役に惚れまして、今作も文句なしで素晴らしかった。ナオミ・ワッツは年齢相応のくたびれた感がかなりよくてとても好感がもてた。作り物ではない、本物感が役者魂を感じさせた。子役も生意気で危なげで色っぽくてよかった。


    「破壊」がもたらすものはなんだろうか?何が真実になるのだろうか?興味がなければいずれ愛も偽りになるのだろうか?はてさて、愛という概念ははじめからそこに存在していたのだろうか?咀嚼すればするほど混迷の道が続く。いつか自分で道をきりひらくために。


    ラストのカタルシスは秀逸。是非体験してみて\(^o^)/
    原題は解体とか取り壊しを意味する。原題通りいろいろなものをぶっ壊して本当の自分や欲しい生活を手に入れようとする話。

    邦題は劇中に出てくるセリフから取っている。途中はつまらないんだけど、ぶっ壊した挙句にいろいろなことが分かるようになってからおもしろくなった。


    奥さんが死んで、自分が奥さんを愛してないことや彼女のことを知らないことに気づいてから、知らないことを知るために行動に移す。
    主人公のデイヴィスに実際に家を壊させたり、分解させるのがおもしろい。彼はよく分からないものを何でも分解する。彼が中身を知りたいって衝動からでもあるし、おかしな行動を起こして、自分や他人の生活を破壊することで、自分や彼女について本当のことを分かろうとする。


    パーティーのあとがクライマックスで、いろいろな人の本当のことが破壊のあとに分かるようになる。ジュリアが〇〇と〇〇をしていたこと。ワゴン車の男は誰なのか。カレンは浮気がばれることで関係を清算するし、クリスは自分の静的特質に気づいてから袋叩きに遭い、そうしたことで本当の自分を打ち明けられたと言う。破壊と再生がテーマの映画。


    途中のカレンとデイヴィスのデートは『男と女』っぽい画で、だらだらしてつまらない。やたら気取ったセリフと設定が村上春樹っぽい。
    編集がちょう面白くて、冒頭のフラッシュバックや逆回し、一瞬のカットに撮るのが大変そうなシーンとかあって贅沢な撮りかたをしてると思った。

    ジェイク・ギレンホールは『ナイト・クローラー』もだけど、なにをやってるか分からない役が似あう顔をしてる。ナオミ・ワッツは老けを隠さないのがすごい。大抵の女優っていろいろ美容整形とかやりまくってる印象があるけど、この人は堂々としてる。
    家を破壊するシーンの爽快感! ブルドーザーまで購入する徹底ぶりw
    すべてを破壊しないと再生出来ないこともあるかもしれないけど、破壊する勇気はなかなか持てない。
    ジェイク・ギレンホール好きだなぁ。
    悲しみを超えること、それは逃げることも、迂回することもできない。悲しみは遠く深く、ゆっくりと越えてゆくもの。思ってるよりも、人は人を、想ってるのかも知れない。
    細かい感想や解釈はこちらに書いた。

    https://oriver.style/cinema/demolition-review-2/

    セリフに多くを頼らず、映像と芝居で表現していく手法。「破壊」という映像的に派手な要素と、演者の視線などの細かい要素とが、うまいバランスで組み合わさっていて、なんともいえない爽快感があった。(ストーリーとしては気持ち良いものでもないのだけれど)

    明確な泣かせどころがあるわけではないが、私は冒頭から何度も涙を流した。うまくは表現できないのだけれど、妻の死をきっかけにして立ち上る登場人物たちの感情の層みたいなもので、身体を取り巻かれている感覚。

    主人公も、彼の両親も、妻の両親も、主人公の同僚も、主人公と知り合うことになるシングルマザー親子も、すべての人の人生が蔑ろにされず、丁寧に丁寧に扱われている感じがして、非常に心地良かったのだ。とても、繊細な作品だった。

    原題の日本語訳は「破壊」「取り壊し」なのだが、同時に「HONEST」も大きなテーマ。きっと私は、人生に迷ったときに再びこの作品を観るだろう。そう確信できるほど、心に刺さった。
    妻を亡くしてから破壊衝動(正しくは、一度解体して、部品を綺麗に並べて、組み立て直す行動)に駆られるようになったデイヴィス(ジェイク・ギレンホール)の姿が、時間を追う毎に何故か“10歳の少年”に見えていく。

    デイヴィスと惹かれ合うカレン(ナオミ・ワッツ)と過ごす二人の様は、まさに10歳の男の子と女の子だった。

    まだまだ遊んでいたい、思いつくままにカラダが楽しいと叫ぶままに生きたいと願う“童心”は、大人になった今でも決して消えることなく、多くの人が持ち合わせている(包み隠している)ものだと思う。

    歳を重ねると、日々仕事に追われ、気ままに生きることが難しくなるからこそ、安住できる場所や人を見つけたときの喜びは一入だ。

    亡くした妻の姿を時々思い出すと、彼女はいつだってデイヴィスと戯れたがっていた。

    失われたもの、疎かにしてきたものを取り戻すように、少年たちと無邪気に、自由気ままに走りまわるデイヴィスの姿を見た瞬間、涙が止まらなくなった。

    普段は決して人に見せることのない隠された童心を、思いのままにさらけ出して付き合うことができる相手と出会えたら、雨の日は会えないけど、晴れた日は君と遊びたいと想うだろう。

    p.s.

    「遠い空の向こうに」の親子が、16年の時を経て、再び顔を並べた。

    あの時も僕は、最後のロケット打ち上げのシーンで、シャツが濡れるほどに涙を流した。

    ジェイク・ギレンホールとクリス・クーパーには、また10年後ぐらいに是非とも親子役で共演してほしい。
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