この監督の作品は好きです。「ダラスバイヤーズクラブ」と「私にあうまでの1600キロ」は特に。「カフェドフロール」はちょっと難解だったので、、近いうちに見返してみたいです。
今作は話の内容がシンプルなので、とても分かりやすかったです。今までの作品よりはエモーショナルなシーンは控えめで、なるべく具体的、物理的な形で感情を表現しようとしているように感じました。
ジェイク・ギレンホールは安定の演技力で主人公の心の動きとそのキャラターを全身で表現してくれます。心の動きと同時に、始めは冷徹に見える主人公がどんな人物なのかが徐々に見えてくるところが、やっぱりこの監督の演出は秀逸だなと改めて思いました。
相棒的な存在となる男の子のキャラもよく、2人の掛け合いは見ていてとても楽しいです。工具屋さんでの件が好きです。
予告編を思い出してしまって、冒頭のシーンはいつくるのかと気が気じゃありませんでした、、(2017.2.18 映画館)