ぴのこ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのぴのこのレビュー・感想・評価

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妻を無くしたのに自分が悲しんでいないことに
気づいてしまった男性が
破壊と分解を繰り返しながらそのものと向き合い
自分の欠け落ちた部分を再構築するストーリー。


先ずは邦題とポスターから
イメージしていた内容とは
全く異なる見せ方でした、
鬱々としたような雰囲気は無く、なんなら爽快。
いい感じの音楽なんかもかかっちゃって、
この映画の良かったポイントは
音楽とクリスのcoolさと
クリスとディヴィスとの関係。
兎に角クリスがいい仕事してました!!


全体としては
鑑賞後何だか腑に落ちない
ディヴィスの感情がいまいちピンとこない
自分にモヤッと残るこの感じを
解明すべく色んな人の考察をみて考え
そこで気づいたのは勿論自分の理解力の無さ。
”雨の日は会えない グルーミング”
で検索しますとすっごく分かりやすい
考察書いてくれてる方が居ます。
あのチョコがmmのピーナッツで
ある事にまで意味があるとはなぁー。。
もっと目を鍛えて学ばねばと
思った次第です。

ですが理解しても尚何だかなぁーだったのは、
彼の愛が薄っぺらく感じたからかなぁ、と思いました。

失ってから大切なものに
気づくとは良くある話で、でも
彼はそれすらも気づけない?
感情に蓋をしてしまっている
自分と向き合えない、、、
わかる、それはわかる、
それって気づいているのに知らない
ふりをしているってならまだしも
彼は確実に物事に無関心な人間であった訳で
そのうえ他の女性にに現を抜かし
ボコボコになって周りの状況も
ぐだぐだになってそこでようやく
気づく自分の気持ちって愛って
どれ程のものなのかと根本的に
思ってしまったのでした。


あとは妻の妊娠の件での
母親の発言は嘘なのか本当なのか
分かりにくい、分からない。
ワゴン車の伏線のためだけの嘘?
事実なら事実でんんん!?だしなぁ、、
ぴのこ

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