七星

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの七星のレビュー・感想・評価

3.7
すごく胸が苦しくなった。
当たり前の存在を失ってしまった心を満たすために破壊に走る主人公。
その破壊シーンに対して爽快感を抱いてしまった私は、自分の心が欠けてるのかもしれないと思った。
失うことで気づく愛ほどツライものはない。
FUCKを乱用する男の子が女の子みたいで可愛いルックスだなって思ってたら、ゲイかもしれないというオチがあって、演技をしてたうえで女の子みたいに見えたのか、ただ単に女の子っぽいみためなのかわからなくなった。
セリフの数は少なく背景描写で視聴者が物語を解釈していく映画。
前のシーンから想像していくことで、視聴者が感情移入するレールが出来上がっている。
鬱陶しい存在でも日々の生活のなかに小さな愛おしさがあること。
最初は愛していなかったとかいいながら、後半、愛がそこにあったという主人公がいたたまれなかった。
七星

七星