うなげ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのうなげのレビュー・感想・評価

3.5
周りのもの全て、何でも無いものでさえも彼女を思い出させるものであり、すべてが思い出に繋がっているということに気付く。当たり前、失うことはないと思い込んでいたものを失うときに初めてそれらに気付く。

中身に興味が出たり、ぶっ壊したくなったり、メリーゴーランドが綺麗に見えたり、それらはすべて感情を視覚化したメタファーであり、主人公の共感覚を表した映画だと思いました。

雨が降っている間は隠されているが、晴れると見えてくる。そして君のことを考える。メモ書きを邦題にするのは素晴らしいと思った。

私も彼女と別れたときに全く同じ感覚を味わった。全てがトリガーになる。でも今は悲しいわけじゃない、過ぎ去るように時間が流れていく。段々と想いが積み重なり、いつかまた悲しくなるんだろうな。
うなげ

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