中津

クリムゾン・ピークの中津のレビュー・感想・評価

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)
2.0
公開当時のCMやら何やらを見たイメージで「ははーん、黒髪黒い服だし、これはトムヒともう1人の女の人は吸血鬼で、このブロンドを自分のお化け屋敷に引きずり込んじゃうって寸法か」と勝手に思いながら見てたのですが…
がっつり人間でしたね、申し訳ない。
でもトムヒが日光から腕を守るように袖を下ろすシーンはあったんだ!だから私は!!w

と、まぁ。ひっかかるところはわりとあって、そこをあげるとキリがないんですが、これだけは言いたい。
「幽霊たちが怖すぎて忠告の意味をなしてない」
冒頭から亡くなったお母さんの霊が「クリムゾンピークには気をつけてね」と出てくるんですが、自分の娘に忠告しに来るのにその怖さいる!?レベルの怖さ。私があの立場であればどうあがいてもちびる。
しかも娘が大きくなってトムヒの屋敷に行った時も、正気か!?と思うレベルの驚かし方で出てくる幽霊たち。
私そういう出方ホラーゲームのコマンド押しの即死イベントでしか見たことないよ…

ホラーと思ってみると、ホラーじゃないし、サスペンスとしてみるとサスペンスというにはうーん、という感じ。
というかホラー目当てで見ても、サスペンス目当てで見ても開始数分で違うやつだとなんとなく察する感じの映画です。
幽霊たちもゴーストというよりクリーチャーって感じですし。

ただ装飾品はとても美しかったですよ。イーディスやルシールが着ているドレスや、トムヒの着るスーツなどなど。
ゴシック満載で素敵でした。

お母さんなんでクリムゾンピークのこと知ってたんでしょうかね…
中津

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