Ark

カリートの道のArkのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.4
2023-59
30年の実刑判決を受け服役していた元麻薬王カリート・ブリガンテは、親友の弁護士デヴィッド・クラインフェルドの尽力により5年で出所する。 裏社会の大物だったカリートだが、この世界に絶望しており、金が貯まったら南国バハマでレンタカー屋を営みながら静かに暮らしたいという夢を持っていた。出所後に、かつて愛していたゲイルと再会し再び愛を深める。しかし、厄介事に巻き込まれていく。


ネタバレあり




男のカッコよさを感じた。アル・パチーノ演じるカリートは、義理堅い一方で裏切り者には容赦ないのが裏社会の大物感あった。
デイヴから頼まれたときマズイことに巻き込まれていると分かっていながら、借りがあるからと頼みを聞いたカリートがカッコいい。コカイン漬けでイカれてるデイヴがマフィア親子を殺すという予想外のことが起きても、デイヴに裏切られても、冷静に冷酷に対処出来るってのは裏社会での経験がものを言うってことだろうな〜。
いくら主演とはいえ、アル・パチーノが猛烈な存在感を放っている。裏社会の人間の役がよ〜く似合うよなぁ〜。

引き込まれる始まり方。死を目前にしても達観しているところが最高にかっこいい。ここまでグッとくる「疲れたよ」はない!そして明確に死亡を見せないセンス。

ショーン・ペン最初は分からなかった。いい感じにムカつくクズだったな〜(笑)

あと地味にヴィゴ・モーテンセンもいた!34歳くらいかな。若い。最初気付かなかった。めっちゃ端役だったけど普通に男前(笑)

結構長いけど大丈夫だった。長くても観てられるかどうかは脚本と撮り方に懸かっていることがよく分かる。
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