ロスト・エモーションのさりおのレビュー・感想・評価

この世界では病気とされている、当たり前の『感情』の芽生えに戸惑いながらも、感情こそが生きる意義なのだと人を通じて気付いていく。
　これだけの近未来なら、SOS（病名）が脅威なのであれば、単純だけど監視カメラとか、血圧の変化で判断するとか、もっと本気のシステムで人を管理しそうなものだけどな…とか、最後あっさりSOSの新薬に打ち勝つ主人公の展開は、あれ、主人公感情戻るの早っ‼とか、少し突っ込みたくなる部分もあるけど、感情があってこその人間であるテーマを考えれば、十分伝わる映画だったなと思う。