このレビューはネタバレを含みます
寂しがり屋で可愛くしてれば男に優しくされるから可愛く見繕って優しくしてもらおうとする自分と主人公キリコの心情が同じすぎてもう何度も観た映画。
キリコって顔が可愛いから呼べば男が家に来てくれるし掃除もしてくれるし優しくしてくれるから一時だけだったとしても救われたところあると思う。
これがブスだったらただ振られて病んで自分でどうにかしなきゃいけなかったもん。手を差し伸べてくれる男の人すらいなかったんだよなと。
だから可愛いはやっぱり正義なんだよな~と思いました。
挿入歌・ふぇのたす「かわいいだけじゃだめみたい」「たびたびアバンチュール」など
すっごく可愛くて好きな歌。歌詞も最高。
可愛いだけじゃダメなのはわかってるけど、でも可愛くしてもらわなきゃ見てもらうことすらできない。
後半~優しくしてくれていた男に実は本命の女がいてやっぱり最後に勝つのはその女だってわかった時の絶望感。救われなさすぎる。
しかも自分とは正反対の性格、見た目、家庭的な女、、、男の人はそういう人選ぶだろうな…結婚するならこんな人なんだろうな…みたいな
キリコ自身もそれは分かってるけど愛されたい、素直に私の事好きになってよ、行かないでよ、というシーンがストレートでとても好きです。
それで頭を撫でられながらごめんね。待ってる人いるから。と言われて1人で置いていかれて泣くシーン、本当に辛いです。
同じ体験をしたことがある方…とても刺さるんじゃないでしょうか。
しかし、映画の終わり方はすっきりとしていて前向きになれるので好きです。
かわいくしなきゃ!やっぱりオシャレしなきゃ!かわいく見られたい、愛されたい。こんな気持ちが戻ってくる映画です。
かわいいだけじゃだめみたい、と言っていますが可愛いだけでもいいんだよ!!!!と大声で言いたいです…森川葵様最高!
🎥映画おんなのこきらいより
「女なんて可愛くなきゃ見てもらうことすらできないんだから」
「本当の自分見せてなくなるもんなんて最初からないと思うよ、多分だけどね」
「わたしだって男だったら私みたいな女よりあの人と付き合いたいって思うよ」
「女なんて誰か好きになったらめんどくさい生きものなんだよ」
好きなセリフです。
メンヘラ気質でクズ男が好き、沼男にハマりがち、恋愛依存症みたいな女の子にはとっても刺さる映画だと思います。
Amazonプライム、Huluで見放題なのでぜひ見てほしいです。