上海十月

徳川女刑罰史の上海十月のレビュー・感想・評価

徳川女刑罰史(1968年製作の映画)
2.8
女性の苦悶の表情より渡辺文雄のアップが記憶に残る。3つのストーリーを渡辺文雄と吉田輝雄が軸になってまとめている。渡辺文雄の残虐性は訳が分からんくらい。吉田輝雄の顔は、端正だが今までの新東宝時代の石井作品にも出ているので顔をみるだけで変態感が出てくる。3つの話で構成されており前半2作品は、さほどの驚きはないが内田朝雄による変態刺青師は、訳が分からない。由利徹の三助が妙にハマっていて嬉しいのが個人的にはツボ。ただ、金髪お姉さんを責めているところを刺青しているのだがその絵が今一つなのが辛い。一流絵師による残虐描写がそこにないと迫力が出ないなぁと感じますね。
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