Yuichi

コングレス未来学会議のYuichiのネタバレレビュー・内容・結末

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

一世を風靡した女優が歳をとり、落ち目になっているところに、ある契約がスタジオ持ちかけられる。

全身を、感情をスキャンして、女優を20年間にスタジオの所有物にすると言うものだった。最初は断っていた女優も、家族のことやマネージャーの説得に応じて、スキャンに応じることになる。

そして、20年後、女優はスタジオの未来会議によばれて、ある都市に行く。その街の入り口のゲートのところで、渡された薬を嗅ぐと、全てがアニメになる。

ここから、アニメに変わり、ドラッグムービーの様相をみせる。何が現実なのか、幻覚なのかわからないまま、ホテルに辿り着き、6人目のロビンライトだと言われ、(これは最後まで謎だった)部屋では恐怖から幻覚をみて、未来会議では、ロビンライトが薬になって明日からは誰もがなりたい自分になれるのだと発表される。

そんな現実から逃れるために、冷凍されるロビンライト、そして目覚めたのは、誰もが自分の思うままの自分になれる薬が当たり前になった世界だった。

未来会議の時に出会った、ロビンライトのスキャンデータを編集して監督し続けたおとこと再会して、彼から息子のいく先を知る。
向こう側と知られる,アニメの向こうの世界だと。そこにいくための薬をもらい、彼女はアニメから現実へと旅立つ。

切り替わった現実は、荒廃した世界で、ボロボロの服を着た人たちが定まらない目線をもって、立ち尽くしているだけだった。彼らの横を通り抜けて、なんとか息子の主治医のところにたどり着くと、息子はついこの前,アニメの世界に旅立ったと教えられる。

そして,彼女はもう一度、嘘だらけの世界に戻る。かつて子どもたちと一緒に暮らした幻想に住むために。
Yuichi

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