いちごだいふく

わたしに会うまでの1600キロのいちごだいふくのレビュー・感想・評価

3.8
母の死を受け入れられず、男とヘロインに溺れ、優しい夫と離婚してどん底の女性が、本来の自分を取り戻すために1600キロを徒歩で旅する物語。

大自然の中で様々なことに直面しながら、過去の行いや後悔など自分自身と対話しつつ徐々に変わってゆくところが良い。いろいろな人に出会い、それまで気付かなかったことに気付いてゆく。
どんなにどん底でもどこまでも前向きだった母親の姿も素晴らしかった。
個人的には好きな作品。