ざいざい

幸せをつかむ歌のざいざいのレビュー・感想・評価

幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)
3.9
アメリカの映画評論のスコアが低かったけど、見てみたら、案外深くて、目を離さずに見られる映画だった。

「8月の家族たち」に似ている。

家族には深い傷が隠されている。

リッキーが自分の夢のために家族に母親としての役を十分こなすことができなかった。

でも、捨てたわけではない。

家族たちが求めていたのは、家族としての演技。

リッキーは素直だったのかもしれない。

生きることは演技で、決まった台本を皆が承知なのだ。

自分を持つことは、人生のルール違反。

わたしはこの映画をみて、そういう意味に捉えた。
ざいざい

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