オムライス

キャロルのオムライスのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
5.0
人が恋に落ちるとき、
それはあまりにも唐突である。

そして、テレーズとキャロルがデパートで出会ったのは、偶然ではなく運命だと思う。

今でこそ、同性愛について寛容になりつつある世の中だが、この物語の時代はそれが法律で禁じられていた。

しかし、2人を見れば分かるように、愛することに性別など関係ない。お互いを愛する気持ちを、言葉ではなく表情や視線、動作、息遣いで感じる事ができるこの作品は、観客全てにそれを伝えている。

私はまだ、2人のように誰かを愛した事が無いが、愛は尊く美しいものではなく、苦しいものでもあるのだと知った。

クリスマスの夜にこの映画を観る事ができてよかった。
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