おかだ

キャロルのおかだのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
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意味のないカットはないと、教えてくれるように飽きることない絵の連続でした。

一番印象に残ったのは、キャロルとテレーズが別れてからテレーズがかけてきた電話をキャロルが切るところ。
なんだあのキャロルの電話のボタンを切る何秒かに彼女の確かな愛とそれゆえの葛藤を感じました。

近年同性愛が流行りのように描かれていますが、こんな緩やかにその世界に連れていってくれる作品はなかったです。いつもそばにあって潜んでる、ただの恋愛の一つの形として描かれているそんなところが好きです。
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