美しい愛のお話。ファッションもメイクも街並みもすごく素敵だった。
テレーズの瞳の先にいたのはキャロルだった。キャロルの印象的な赤のマニキュア。彼女がそれをつけなくなった時、本当に本当の自分を曝け出したような気がした。ラストはいままで何がしたいかわからず流されて生きてきたテレーズが、自ら動いた。そしてその時彼女の視線の先にいたのは、、。
会いたかったら会えばいいし、会いたくなければ会わなくていい、そうやってドライに生きてきたが、好きだし会いたいし現実的には会えるけど会っていいものなのか、という感情がどういうものか、痛いほど感じることができた。
クリスマス前後のキンっと冷えた曇りの日に家で1人でホットワインでも飲みながら観たい作品。