・物語★★★★★
・配役★★★★★
・演出★★★★★
・映像★★★
・音楽★★★★★
2016.2.29。4年に一度のこの日、タランティーノにのめり込んだ90年代を想い起こさせるような作品を劇場鑑賞できるとは…‼︎
T・ロスにM・マドセン…!
「レザボア・ドッグス」を彷彿とさせるキャスティングに久々に出会えた懐かしさは鳥肌モノ。
2人が同じ画面に映ってるシーンなんて、それだけでもう、この映画観て良かった‼︎
惜しくも受賞ならなかったが、アカデミー助演女優賞ノミネートのJ・ジェイソン・リーの紅一点の怪演も素晴らしい。
C・テイタムの登場シーンにも度肝を抜かれる!
キャスティングには懐古的な雰囲気も漂わせつつ、演出には近年の「ジャンゴ 繋がれざる者」や「イングロリアス・バスターズ」に通ずる世界観やシチュエーションも取り入れたかのような本作。
ガンアクションやバイオレンスには、相変わらずタランティーノらしさが滲み出ていて、新旧のファンにとって堪らない、まさに集大成のような作品だと感じた。
下調べをあまりせずに観れば、物語が進むにつれて「"エイト"って、一体どの8人⁉︎」が分からなくなってくるのもおもしろい。
オープニングからインパクトのある音楽は、「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」「鑑定士と顔のない依頼人」といったG・トルナトーレ監督作品で知られるE・モリコーネによるもの。
まさかタランティーノ作品でも音楽を務めるとは思わなかった…‼︎
劇中のヤマ場で登場人物が奏でるピアノやギターは、ストーリーにしっかり絡んだものでありつつ、良質なBGMの効果も持ち合わせている。
こんな気の利いた音楽の使い方、久々に観た。いや、初めてかも…!
演出・音楽ともにさすが◎
発表されたばかりのアカデミー賞の余韻も残るなか、作曲賞受賞の本作をこの日に鑑賞できたのが嬉しい。
映像は普通だが、猛吹雪のシーンはホントに寒そう!
劇場を出たら、渋谷の街にも雪がパラついてた。
いい1日だったなぁ…!
また観たい。
劇場用パンフ★★★★★
全52ページの大ボリューム。
表紙のカッコよさだけでも五つ星。
豊富な劇中カットもさることながら、各ページの下には小さく書かれたトリビアがたくさん!
パンフランキング上位入賞‼︎