猛吹雪のために、とあるロッジの中に閉じ込められてしまった男女たちの殺し合いを描いた作品。キャラクターひとりひとりの圧倒的な存在感や、容赦のない残虐な描写、うまくいじられた時系列はタランティーノ節全開の作品でした。
細部までがっちり作りこんであるし、その分色々な撮り方で画に迫力もあり、導入の前半を除けば緊張感も続くようないい映画でした。ちょっとアメリカの南北戦争の歴史の勉強をしといた方がいいかもはしれませんが。
タランティーノ監督が尊敬すべきなのは自分が面白いと思うことをなんのためらいもなくやるということだと思います。それを他人がどう思おうが。それは彼の作品を毎回観る度に感じます。特に今回はラストの死体を入れ込んで、○○をするところじゃないかなぁ。
でもパルプフィクションはやっぱ越えられなかったかな…
