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忘れないと誓ったぼくがいたのaのレビュー・感想・評価

3.7
惜しい!!惜しい!!!!!!
内容としては、会った数時間後に忘れられてしまう女子高生 織部あずさ。ひょんなことから大学受験を控えている平凡な高校生 葉山タカシと出会う。
軸は恋愛映画だが、会った数時間後に忘れられてしまうというSF的(?)設定や題材はかなりいい。しかも94分という短さでサクッと観賞出来る。この良さは例えるならおにぎりだ。なぜおにぎりで例えるかは置いとく。既に米と海苔は良い。しかも形もかなり良い。じゃあ、何が惜しいってそれは具だっっ!!!(?)
まず疑問に感じた部分は台詞の節々にある謎の間だ。これによって異常にテンポが悪くなる。多分監督は「この間が焦れったくておしゃれじゃね?」なんて感覚でしたのなら、それは大間違いだ。大して大事でもない会話もながーく間を取る。その上、いきなり顔を近づけ、この流れでキスはないだろう、、、えっ!?するの?、、、いや!しないんかーーーいっ!!!
こんなテンションになるだろう。個人差有り。
次は謎の行動だ。タカシの友達にノボルという友人がいるのだが、二人とも大学受験のため予備校に通うだが、授業終了後、二人ともダルそうに学校から出てくる癖に、一呼吸置いたら突然ノボルがごめん!俺マジになるわ、、!
と言い、去ってしまう。視聴者側としたら「?」しか出てこない。その他にもタカシといつめんのカナエとカフェで話しており、カナコがトイレのため席を立つのだが、その瞬間あずさが店内に入ってき、タカシと会話し始める。え?ストーカー?意味わからんよ。
と、まぁ喋りだせばたくさんボロが出そうだ。
ただ、もちろん誉めたい部分をある。実は中盤にある、ある種のどんでん返しだ。あの展開にはまさかの驚き。それはあずさは忘れられなくないわけだ。そしてラストシーンは救いが無いわけではないが、かなり切ない。今までしてきたことが水の泡のような感覚。そこからまた冒頭のシーンを観ると胸が痛くなる。
印象に残るような作品ではないが、見といても悪くない。

※11/30、0,5加点。
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