2023-41
元殺し屋のポールは足を洗って自動車整備工場で働いていたが、娘が行方不明になり彼女の行方を探す。そうして辿り着いた街は、20年前のかつて殺し屋だった頃に“ある出来事”が起こった場所で、一大勢力を築くボスのオマーに見つかってしまう。“ある出来事”が原因でポールを恨んでいるオマーは、彼の命を狙っているのだった。ポールは娘を取り返すために戦うことになる。
ネタバレあり↓
何これ。全部めちゃくちゃなんですけど笑笑笑
ブルース・ウィリス主演と言いつつ出番が少なすぎるし、主人公に魅力がない。
肩の古傷は痛むのにさっき刺された(切られた?)生傷は全く痛まないという、特殊な無痛症なのかってくらい痛覚がバクってる主人公に笑ってしまう。
一応負傷はする系無双アクションだけど、“足を洗った元殺し屋が娘を助けるために頑張って戦ってます”感が無い。弾が飛び交おうと、娘が目の前で銃を突きつけられてようと、緊迫感が皆無。
盛大にスベり散らかしたらしい「スピード2」の主演俳優だというジェイソン・パトリックが主演だが、演技がイマイチ。
あとこれ普通に胸糞なんですけど。
任務に失敗してオマーを殺すはずが誤ってオマーの妻と幼い娘を殺したんだからオマーが恨むのは当然。オマーはポールの娘を殺すチャンスがあったのに、おそらく自分の娘と重なって殺らなかった。なのに逆に殺されるって、ちょっとスッキリしない。それならオマーの悪人感欲しかったな~。
オマーはボスなのに出番少なすぎるし、あっさり殺られすぎ。周りの演技があれなので、最後にポールと対峙する時の演技に唯一熱を感じた(笑)
謎に韓国俳優RAINをキャスティングしてるのもよく分からない。韓国ドラマは昔から山盛り観てきたので彼のドラマも観たことはあるし、彼のことも嫌いじゃないけど、今回は役が合ってないし普通にちょっと下手。
脚本もキャラクターもイマイチ。キャラに魅力がなくどのキャラも薄いので、脚本通りに動いているだけに見える。娘の前に登場人物たちの人格が行方不明だっつの……。
ミスキャストとまでは言わないけど、全体的にキャスティングが合ってないと思う。
アクションシーンは銃で殺すばかりで格闘がない。そういえば、アクション映画に必ずあるアクションシーンでカメラが揺れまくるやつが無かったな。撃つだけだし銃撃戦も地味だしアクションシーンと呼ぶには不満が多い。