このレビューはネタバレを含みます
あまり心に響きませんでした。
テーマは面白そうだったけれど、まず、それが起こった時の人々の反応が、すこし現実味にかける印象です。
映画などに全てわかりやすく起承転結を用意する必要はありませんが、尺がたりなかったのか?とさえ思いました。
仮に神が選び天国へと敬虔な信者と子供たちを連れ去ったのだとしたら、神の描写としては、あまりに、高慢で理不尽と思いました。
というのも、人物達が作品で描かれる神にとって善悪の区別が弱い気がします。
自分にとって都合のよいものしか愛さない実に人間らしい神を描きたかったのでしようか。
私は無宗教なので、無知なだけかもしれませんが、この内容で、何を語りかけたかったのか、そんな感想です。