Shun

実験4号 It’s a small worldのShunのレビュー・感想・評価

実験4号 It’s a small world(2008年製作の映画)
3.8
小説×映画×音楽
大好きな伊坂幸太郎とのコラボ映画です


人間の3分の2が火星に移住した時代、生徒が3人しかいない地球の学校で行われる卒業式とその前日を描いた作品


・小説とのコラボについて
この映画は伊坂幸太郎の小説「実験4号 後藤を待ちながら」とリンクした作品になっています
小説も映画も尺は長くないので、合わせて2時間くらいで読む&観ることができるかなと思います
内容はそれぞれで通じあっていて、なるほどなと思いました
個人的に良かったなと思うのは、小説で感じた雰囲気と映画で感じた雰囲気が合っていたことです
表現は難しいですが、古びたSF感が好みでした

映画と小説の内容自体は、めちゃくちゃ面白いというわけではなかったですが、暖かい気持ちになれる、心地のよい内容になっていました
また、この作品は「Theピーズ」というロックバンドを取り上げていて、自分は知識ゼロだったのですが、このロックバンドと「実験4号」という曲がいいなと思いました
いつも遊んでいた3人、その中の1人が抜ける卒業式、、
悲しいんだけど、少し明るいという、作中でも使われている表現がぴったりの映画です

個人的にオススメする順番は小説⇒映画かなと思います


名作!とまでは行かないかもしれませんが、映画としては面白い試みをしていて、内容も悪くないので、気になる人はぜひ
Shun

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