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ハッピーボイス・キラーのgenのレビュー・感想・評価

ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)
2.0
精神病患者が偶発的に起こしてしまった殺人をきっかけに、ギリギリ調和させていた精神状態が破綻していくというホラーサスペンスコメディ。

ジュリーは、冒頭から飼ってる犬と猫の声が聴こえるというまあまあのヤバいやつなんですが、これは実は自分自身の心の声で、犬のほうが理性的な心、猫が本能的な心を表現しているわけです。このペットたちを通して精神の均衡を保っているわけなんですが、殺害した女性の首が喋りだすことでバランスが崩れていく様子がめちゃくちゃシュールです。なにペットと生首と一緒に話し合いしとんねん。キモ怖すぎる。

全体的にシュールでキモい映画なんですが、極め付けの一発がラストにやってきます。キリストを交えての被害者たちとのダンスシーンがキモすぎる。おまえが観ているのは、B級映画やで!!と頭を両手で鷲掴みにされながら言われた気分になりました。なんなんこれ。
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