NoAceJustYou

ハッピーボイス・キラーのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

2021/8/15鑑賞。65点。

〈見所〉
・🐶と🙀と🤐🤐🤐
・🎂ケーキサプライズは危険
・【クリミナル・マインド】を犯人視点で見てるみたいな気分
・13ヘッズ・リフリジレイター
・ピンクの制服


〈あらすじ・ネタバレあり〉
ミルトン設備社の出荷部で働くジェリーは、職場の同僚と仲良くなりたいと思うが、うまくコミュニケーションが取れない。

ジェリーは精神的に不安定なので、精神分析医・ウォーレンのカウンセリングを定期的に受けている。
精神的な不安は、母親から遺伝したもの。
ジェリーの母親は精神病を抱えていた。「精神病院に入りたくない」と言う母親を殺した暗い過去を持つ。
自宅で飼っている犬・ボスコと猫・ウィスカーズから人間の言葉が聞こえているが、そのことをウォーレンには隠している。

職場でパーティーが開催されることとなり、ジェリーはコンガを踊るのが楽しみ。
というのも、コンガの企画をするのが想いを寄せるフィオナだから。
ただ、フィオナはジェリーのことがうざい。

ある日ジェリーは、経理部のオフィスに出向いてフィオナに会いに行く。
フィオナの同僚・リサは、「この後、経理部のメンバーで飲みに行くから来ない?」とジェリーを誘う。リサはジェリーのことが好きだった。

飲み会ではリサがジェリーに遠回しに好意を伝えるが、ジェリーにはそれが届かない。
ジェリーはフィオナを車で自宅まで送り、またディナーを一緒にしようと誘う。

フィオナはジェリーとの予定が面倒になって、「急用ができた」と嘘の留守電を残す。
フィオナは、リサら友人とカラオケパーティに行った帰り大雨に降られる。
偶然通りがかったジェリーがフィオナを乗せてくれて、フィオナは「借りができたね。今から何か食べに行こう」と言ってジェリー食事に誘う。
ジェリーがウンチクを話しながら脇見運転んしていると、誤って鹿を跳ねてしまう。
鹿から「殺してくれ」という幻聴を聞いたジェリーは、持ってきたナイフで鹿を殺す。
そのことに恐怖を感じたフィオナは、車から逃げて森に走るが、転けてしまう。
ジェリーは誤解を解こうとフィオナを追うが、誤って彼女を刺してしまう。
彼女を刺したのは事故だが、苦しむ姿を見たジェリーは楽にしてあげたい一心で、彼女を滅多刺しにする。

帰宅したジェリーは、ウィスカーズから「滅多刺しのフィオナの死体が見つかれば、警察は故意の殺人と判断する。死体を回収してこい」と命じられる。

森に戻ったジェリーはフィオナの死体を回収するが、内臓が飛び出ていることに気づかず、そのまま内臓を森に放置する。

フィオナの死体をバラバラにし、生首を冷蔵庫に保存するジェリー。生首フィオナからも幻聴が聞こえるようになる。
精神分析医から処方されていた薬を飲まないようにしていたが、生首フィオナから飲めと命じられて従う。

猫・ウィスカーズは「1度人を殺したら抑えきれなくなるぞ」と言い、生首フィオナは殺人を犯すよう焚き付ける。
ターゲットを選ぶため経理部に行ったジェリーは、リサに誘われてバーへ飲みに行く。リサも猫を飼ってることを知り、彼女の飼う猫・ビッグヘッドを見に家へ行く。
彼女の家へ行く道に、幼い頃母と住んでいた家があることに気づいたジェリーは、リサを連れて家に寄る。
ジェリーは、母親が家で死んだことをリサに明かす。
リサはジェリーにキスをし、2人はセックスする。

翌日。
リサは、サプライズを仕掛けようとケーキを買ってジェリーを訪ねる。
ちょうどそのタイミングで、ジェリーは冷蔵庫の生首フィオナを取り出し、ボスコとウィスカーズを交えて4人で、ジェリーの未来について語り合っていた。
リサの来客に驚いたジェリーは、生首フィオナに布をかけて、対応する。
急な対応だったため、オートロックの玄関ドアを完全に閉め切ってしまい、中に入れなくなる。
ジェリーは天窓から入るから大丈夫というが、ピッキングに自信のあるリサは勝手に玄関ドアを開ける。

リサが家の中に入ると至る所に血痕があり、布で隠された生首に気付く。
ジェリーは逃げようとするリサをベッドに叩きつけ、誤って殺してしまう。
リサの死体をバラバラにして、生首を冷蔵庫に保存する。

リサとフィオナの友人で経理部のアリソンが訪ねてきたので、犯行がバレそうになったジェリーは彼女も殺す。
生首には、リサ、フィオナ、アリソンの3つの生首が。
3つの生首とボスカ、ウィスカーズは「もっと人を殺せ」とジェリーに言う。

アリソンが行方不明になったことを心配する職場の同僚2人は、ジェリーの家を訪ねる。
バラバラ死体とアリソンの車を見つけ、警察に通報する。

1人では問題を解決できないと察したジェリーは、ウォーレンを訪ねて、殺人を告白する。
ジェリーはウォーレンを拉致し、自宅に連れて来る。その道中ジェリーは、「常に頭の中の言葉に従う必要はない」と言葉をかけられ、すっきりした気持ちになる。

通報を受けたウェインバッカー保安官は、部下を率いてジェリーの家に向かう。
サイレンの音に気づいたジェリーは逃走の準備を進めるが、その過程でガス漏れを招く。漏電による火花と充満ガスが要因となって、家は大爆発を起こす。

血画で逃げ延びたジェリーだったが、ウィスカーズとボスコの幻覚に話しかけられる。
ウィスカーズは「逃げて生き延びろ。あと10人は殺せる」と。ボスコは「君は死んだほうがいい。このまま生きることが間違いだとわかってるだろ」と。

ジェリーは、爆発に巻き込まれて死ぬ道を選ぶ。

死後の世界。
ジェリーは、亡き両親や自分が殺した3人、そしてイエス・キリストと出会いダンスと歌を楽しむ。
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