24-1-1
K's cinema
「血だるまヒサヤス もしくは美の男」
2024年ファースト鑑賞。
最高。渡剛敏がめちゃくちゃ良い。
冒頭から、電球と影の使い方なんかデビュー作とは思えない手練感。偏執的で、バイオレントで、繊細な感性が爆発。
終盤のアルタ前ポロリは、撮影時涙したと終映後の伊藤清美とのトークショーで監督の弁。僕も泣いたよ。
あと、そのシーンは当時の成人の日に撮影したとのこと、約40年前のほぼ同じ日、しかも公開劇場はK'sの前身である昭和館地下のピンク映画館だったとのこと。凄え！
特典上映のお年玉秘蔵映像は、フランスのドキュメンタリー「CINÉMA, DE NOTRE TEMPS」から佐藤寿保パートの抜粋(他にも青山真治、石井岳龍、黒沢清なんかが特集されてたとのこと、全編観た過ぎる)、デビュー前の短編「明日なき欲望」の予告編(予告編じゃなくこれも全編観たい)、「眼球の夢」Blu-rayの特典映像から、PANTAの演奏シーンと佐川一政出演シーン、「火だるま槐太よ」の舞台裏ドキュメンタリーと超豪華。
