ONE PIECE ワンピース “3D2Y” エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓いの読書コンシェルジュのネタバレレビュー・内容・結末

キャプテン・バギーが出演するということを聞いて以前から見たかった。今回フリマでDVDをゲットできたので初視聴。

結論から言ってかなり面白く、とても楽しめた。
しかしかなりのもの寂しさも味わった。

往年の大海賊「バーンディ・ワールド」、脱獄した彼の強さや迫力の描き方が実に良い。齢78歳ということを感じさせない強さだった。
彼の仲間も非常に個性的かつ魅力的で、バトルも良い。

ただだからこそ、彼らの迎えた末路に悲しくなる。
カリスマとも言える船長を失い、彼の復活を信じて過ごした三十年はあまりに長く苦しいものだっただろう。
その果てがあんな寂しい旅の終わりでは同情せずにはいられない。

ワールドだって彼らが裏切ったわけではないことなんてわかっていたはずだ。それでも心の処理ができなかったんだろう。三十年の隔絶はあまりに長すぎた。

もし脱獄したワールドが「戦いはもういいから、皆一緒にこの船で旅をしよう」と言っていたのなら幹部たちも喜んで賛成したのではないか。彼らの余生はきっと幸福なものになっていたと思う。
しかし、そうはならなかった。

海賊の、人の一生とは物悲しい。
そんなことを想う。