ナガサワ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのナガサワのレビュー・感想・評価

5.0
マーベル作品イッキ見15

満点!
どうしようもなくこの映画が醸し出すノリが好きだ。

冒頭からやられてしまった。
巨大なグロテスクモンスターとガーディアンズ達の激しい戦いが繰り広げられているが、それを一切映さないで傍で躍りまくるグルートだけをカメラが映す。
めちゃくちゃ可愛い。
吹き飛ばされたり、虫を食べるグルートを注意しに来たガーディアンズ達が1人づつフレームインしてはアウトしていく演出がスマートで楽しくて大好き。
グルートの可愛さはなんなんだ。
「グルートの大冒険」っていうタイトルの次回作を作れ。

マーベルには今まで可愛い系のマスコットが不在だった。
常におっさん達の殴り合いばかり見せられていたから、グルートの存在はどうしようもなく尊い。
そしてお飾りのマスコットで終わらせずにちゃんと活躍の場が沢山あるのが嬉しい。

グルートだけではなくこの映画に登場するキャラクターは全部好きだ。
ここまで魅力的なキャラクターを揃えることができる映画も珍しい。
トイストーリーかよ。
先程Wikipediaをちらちら見ていたら、主人公のピーターの人格はハンソロとマーティマクフライを合わせたような設定と書いてあった。
この世で一番いい融合だ。
ガモーラの魅力も今作で一気に開花した。
なによりグルートにメロメロなのが良い。
戦闘中でもグルートに声をかけたり、さりげなくグルートを可愛がっている描写をいくつか入れてきていて前作ではとにかくキツい性格だったガモーラが柔らかくて見える。

前作よりイカれた乗り物や宇宙人が登場するのも面白い。
ラヴェジャーズの宇宙船のエンジンノズルが宇宙船の本体と細い管で繋がっていて自由度が高い設計なのも今まで見た事ない形状で面白かった。
あと金ピカの宇宙人も凄い。
彼らの宇宙戦がゲーセンのアーケードゲームみたいになってるのも楽しい。

とにかくこの映画が好きだ。
SF映画としてはローグワンに匹敵するくらい好き。