ヤマダムラロー

仮面ライダー1号のヤマダムラローのネタバレレビュー・内容・結末

仮面ライダー1号(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

仮面ライダーの原点でもある1号/本郷猛こと藤岡弘、さんの事実上の主演作品。とにかくお祭り的な楽しさがある春映画とは打って変わって今年の春映画は45周年としてレジェンドライダーが沢山出てこないのが特徴ではないかと思う。
とにかく本郷猛がかっこいい。「人はなんのために生きるのか?」全ライダーの中で1番最初に改造され、人でない姿で人々の命を45年間守り続けた本郷猛が1人の少女と向き合い、後輩ライダーでもあるゴースト(現行ライダー)と関わることで刺激され、新たな敵であるノバショッカーの企みを阻止するというお話。
世界を守る本郷猛も、戦いのためだけに使い続けた手を少女の頬に当てるシーンは個人的に好き。不器用で、説教臭くて、でも人を愛していて、平和のためなら自分が盾となり拳となるその生き様はリアルタイムで1号を見ていた世代だけでなく、僕達のような若い世代もゴーストに憧れる子供達の心をも掴む格好良さだったと思う。
ネオサイクロン号に乗るシーンは変身シーンよりもこの映画の見所となってると思う。僕はあのシーンで全身鳥肌、目から汁…あまりの格好良さに腰が抜けた。
仮面ライダー1号本郷猛はきっと永遠に僕らのヒーローでい続けるんだろうな…とそう感じた。とても満足できるヒーロー映画でした。